西蒲原土地改良区のあゆみ
本土地改良区の置かれている西蒲原地域は、輪中地域として昔から多くの水害に見舞われてきました。特に北東部へ行くにつれて標高0メートル以下という海より低い湿地が大半を占めています。
そんな厳しい条件の中、人々は農地を守るために地区ごとに水利組合を設立してそれぞれの区域のためのかんがいや排水事業を主とした事業を展開してきました。しかし、水利組合は地域密着型の組織であったため協同で大きな事業を成し遂げるのに何かと困難が生じました。
そんな中、 昭和24年に土地改良法が制定され、昭和26年には5つの水利組合が解散し、その後を引き受ける形で西蒲原土地改良区が設立されました。
発足当時は幹線水路の西川と中ノ口川、主要排水機場を管理する本区と上郷区、 新川区、 西部区、 広通江区にある旧水利組合施設を管理する4区と、 その末端出張所とで運営されてきました。 最高時は37を数えた出張所も数次の機構改革により13支所になりました。
平成17年3月「西蒲原土地改良区総合基本計画」を策定し、平成25年4月より13支所を4地区事務所とする支所統合再編を実施した。
更に平成29年3月には、総合基本計画の検証した改訂版を作成し、それに基づき令和4年4月より一極体制へ移行するとともに、本区事務所を建替し、業務の一元化を図っている。