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田んぼダムの取組み

降雨

田んぼの多面的機能の一つに"雨水を一時貯留し、下流および周辺に徐々に流すことによって洪水を防止・軽減する"「洪水緩和機能」があります。
この機能を強化してより多くの雨水を田んぼに貯留させると「田んぼダム」になります。

■田んぼダムとは

排水口
排水口

排水口に調整板を設置し、水の流出抑制することでダムの役割をはたす田んぼのことです。多くの田んぼで取組むことで、大雨の時に水田内に貯留させ下流域の洪水を軽減させる効果があります。

■田んぼダムの利点

水害を防ぐために河川改修や多目的ダム、貯水池、遊水池などがありますが、これらに比べて田んぼダムは、時間と費用がかからないという利点があります。

■田んぼダムを実施するために

田んぼ

田んぼダムは、多くの田んぼで取組まなければ洪水を抑制する効果が発揮できません。住民・農家の理解と協力を得るために啓蒙が必要になります。
田んぼダムにより貯水機能が向上すると田んぼの水位が上がるため畦畔が壊れる可能性が考えられます。田んぼの状況によっては畦畔を強化する必要があります。

管内では、これまでに新潟市西区黒埼地区で実施しています。平成21年度からは新潟市南区味方、月潟地区での実施が計画されています。
「田んぼダム」で洪水の防止・軽減をし災害に強いまちづくりのため、管内全域での取組みをすすめています。

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